交際クラブこと愛人クラブの意義
交際クラブなんていう言葉は流行り言葉のようなもので、ここ20年くらいの間に浸透してきた言葉です。それまでは『愛人クラブ』なんて呼ばれていたりしたことをご存知でしょうか。なぜ「愛人クラブ」という表現がなくなってしまったのかというと、ここは分かりやすくイメージの問題があるでしょう。東京都のデートクラブ条例が制定されたのが、平成9年頃ですので、その頃には「デートクラブ」と呼ばれるようにもなったでしょう。しかし、店舗型デートクラブで起こり得る児童買春的行為が社会問題となってからは、利用者女性の年齢制限が厳しくなり「デートクラブ」という呼び方は廃れてしまったと考えられます。その頃から変わるように生まれた呼称が『交際クラブ』なのです。今でもデートクラブと記載のある店舗サイトがあるのは、分かりやすく業種を記載しているに過ぎないでしょう。とはいってもどのような呼び方にしても意味は同じです。そもそも、同業界は昔から広く一般的に認知されるものではありませんでした。「愛人クラブ」とあるように合法で男女の出会いを作り上げようと昔のお偉い方々が作ったものです。それまでは人伝に紹介ベースで会員を増やす秘密の会員制サービスのようなものでしたので、実際には「愛人クラブ」というような呼称がマッチしていたと考えられます。その後、富裕層向けに広く一般的となってから、現在では一般の方も利用できるような価格帯の低いリーズナブルな店舗まで存在しています。時代時代の流れや移り変わりによって扱かわれ方が変化している点は少し面白い部分でもあります。そもそも、愛人が作りやすいように紹介のための合法サービスとも捉えられますが、愛人の時点でモラル上は逸脱していますので、大人の関係ありきの異性交友の場が設けられた後に、結果的に愛人化してしまうという流れが「愛人クラブ」と呼ばれた所以かもしれません。現代では愛人というような表現よりもセフレといったやや大衆的な表現が適切かもしれませんが、古くからの文化は今も残り続けているのは確かです。昨今流行りの『パパ活』のパパなんて言葉はまさに愛人のことですよね。
パパ活 LABO